独自のサウンドを構築するインストゥルメント
Liveのサウンドデザインの基盤となる内蔵デバイスには、Wavetable、FM、フィジカルモデリングといったシンセエンジンが含まれています。直感的に操作可能なインターフェースを採用した柔軟なシンセデザインにより、複雑な音作りが身近になりました。2基のサンプリングインストゥルメントを使えば、スライス、ワーピング、マルチサンプル・プレイバックなどの便利な内蔵機能により、サンプル音源をさらに活用できます。
Liveはスムーズで柔軟性の高い制作とパフォーマンスを実現する音楽ソフトウェアです。エフェクト、インストゥルメント、サウンドなど、各種制作機能を備えており、音楽のジャンルを問わず、曲作りに必要なものがすべてそろっています。
タイムラインに沿った従来のアレンジメントビューで制作できるほか、Live独自のセッションビューを使えば、タイムラインの制約にとらわれない即興演奏も可能です。音楽を停止したり、制作の勢いを中断したりすることなく、Live内を自由に行き来しながらアイデアを試せます。
Live 11 Suiteの無償体験版には、保存やエクスポートを含むLiveの全機能が搭載されています。 現在お持ちのバージョンと一緒に使用することができます。
セッションビューでは、タイムラインの制約にとらわれることなく音楽のアイデアを自由に組み合わせることができます。アイデアを一瞬で形にできるセッションビューは即興演奏の場として理想的です。異なる長さのオーディオ・ループやMIDIイベントを好きな組み合わせで再生できます。音楽を停止する必要はありません。
アレンジメントビューでは、タイムラインに沿って音楽を構築することが可能。 音声やMIDIを個別のテイクとして複数回にわたって録音したあと、 うまく演奏できた部分を組み合わせて理想のテイクを生み出すことができます。
思いついたフレーズを発展させたり、各パートを組み合わせたりすることで、楽曲に適した展開を生み出せます。 セッションビューで作成した複数のフレーズを即興でアレンジメントビューに録音すれば、感性のおもむくままに楽曲を仕上げることも。
思いついたアイデアがどんなものでも、それを形にする方法がLiveには備わっています。ハードウェア・シンセ、ソフトウェア・プラグイン、ドラムマシン、ギターなど、この世に存在するあらゆる音をレコーディングすることができます。新機能のCapture MIDIを使えば、演奏後のMIDIノートを取り込めるので、ふとした瞬間に思いついたアイデアや偶発的な演奏から音楽を作り込んでいくことができます。ほかにもLiveにはオーディオクリップから音情報をMIDIクリップに抽出する機能が備わっています。ドラムブレイク、メロディ、ハーモニーパートなどをMIDIパターンに変換すれば、MIDIのパラメーターを編集したり、同じMIDIパターンで別の音を鳴らすことができます。
Liveでスムーズな音楽制作を行える理由として、「ワーピング」という機能が挙げられます。これにより、音楽を停止することなく、あらゆるオーディオのテンポやタイミングをリアルタイムで変更することができます。テンポの異なるループを組み合わせたり、レコーディングしたパフォーマンスのタイミングのずれを修正したり、オーディオをまったく異なるサウンドデザインに作り変えたりすることも可能です。
Liveのサウンドデザインの基盤となる内蔵デバイスには、Wavetable、FM、フィジカルモデリングといったシンセエンジンが含まれています。直感的に操作可能なインターフェースを採用した柔軟なシンセデザインにより、複雑な音作りが身近になりました。2基のサンプリングインストゥルメントを使えば、スライス、ワーピング、マルチサンプル・プレイバックなどの便利な内蔵機能により、サンプル音源をさらに活用できます。
Liveには、アイデアを膨らませて音作りを行うのに欠かせないエフェクトが搭載されています。MIDIエフェクトを使えば楽曲を独創的に操作することができます。自分の望む音を作るときはオーディオエフェクトが便利です。アナログモデル・ノイズ、ディストーション、サチュレーションといった荒々しいサウンドを生み出すタイプから、ミックスをきれいに整える精密なツールまで、さまざまなエフェクトがそろっています。
Upright Piano
Brass Quartet
String Quartet
Voice Box
Mood Reel
Drone Lab
Drum Booth
Chop and Swing
Skitter and Step
Liveには、あらゆるタイプの音楽制作に使える音源が内蔵されています。Liveの全エディションに含まれているCore Libraryには、ビンテージシンセ、アナログ・ドラムマシン、マルチサンプル・ドラム、エレクトリックピアノのほか、さまざまな楽器音からなる豊富な音源が収められています。特定のテーマに沿ってサウンドを厳選したCurated Collectionsも搭載し、Instrument Racks、クリップ、サンプルなどを使って新しい音へ作り変えていくこと可能です。
ライブパフォーマンスで使用する機材をLiveでまとめれば、 ハードウェアの操作をはじめ、外部エフェクトや卓上ミキサーとの連携も思いのまま。 単独の即興演奏や、リアルタイムでのリサンプリング、ほかのメンバーの演奏した音の加工などもその場で行えます。 複数の音楽ソフトを使用する場合は、Link機能を使って同じネットワーク上で完全に同期させることができます。
自由度の高い操作性を誇るLiveは、ライブパフォーマンスに理想的です。 楽器やエフェクトを自分だけの組み合わせに設定することはもちろん、マクロと呼ばれるノブを最大16基使用して、いくつものパラメータを操作することが可能。 マクロの設定を保存しておけば、いつでも瞬時に呼び出すことができます。
ライブパフォーマンス中に自分の楽曲を奏でるだけでなく、リアルタイムでリミックスやシーケンスの再構築を行えます。 柔軟性の高いMIDIマッピング機能を使えば、Live上のほぼすべてのパラメータをお持ちの外部コントローラで操作できるようになります。
入力音のテンポをリアルタイムで検出して、Liveのテンポを自動で調節する機能。 Liveのテンポに合わせてバンドが演奏するのではなく、バンドの一員として変化に富む生演奏にLiveが追従します。DJであれば、テンポに同期するエフェクトとしてLiveを活用することも。
ソロ出演とバンド出演のどちらであっても、パフォーマンスのアレンジにはLiveが頼りになります。Max for Liveを使えば、音だけを扱うパフォーマンスに限らず、ビジュアルプロジェクションや照明インスタレーションを音楽と同期させながらコントロールできるほか、センサーとの接続など、さまざまな表現に対応します。
Max for LiveはLive上のさまざまな楽器やエフェクトを動かしているソフトウェア・プラットフォームです。デバイスをカスタマイズしたり、いちからオリジナルデバイスを作ったりできるほか、Liveの動作の仕方さえも変更可能です。さらに、光、カメラ、センサー、サラウンドシステムを交えたセッティングができるなど、さまざまな可能性に満ちた世界が広がっています。
実践的にLiveを使うときにうってつけなのが、ハードウェア・コントローラーのPushです。ビートの打ち込みやメロディの演奏はもちろん、サンプルのスライスや音作りも可能。PCを操作することなく、音楽をミックスして1曲のトラックに仕上げられます。アップデートごとに新機能が追加され、LiveとPushのさらなる一体化が進んでいます。
Noteは、新しい音楽のアイデアをかたちにするためのiOSアプリです。Liveのドラムキット、メロディー楽器、シンセ・サウンドを使って、作りたい音楽の方向性を見つけてください。また、スマートフォンのマイクを使って、周りの音をNoteのサンプラーに録音することもできます。さらに、Ableton Cloudを使ってNoteセットをLiveに送信すれば、中断したところから作業を再開することができます。
Linkを使うことで、セットアップを拡張して他のデバイスを交えた制作が可能になります。ネットワーク接続上でタイミングを同期させるので、ReasonやSeratoといったソフトウェアとLiveを簡単に同時演奏できます。最近数が増えているiOSアプリとも同期可能です。
さまざまなiOSアプリに搭載されている新しいLiveセットのエクスポート機能を使用すれば、いつでもどこでもアイデアを素早くキャプチャし、Liveに取り込むことができます。
Liveのすばらしさがさらに発揮されるのは、実際に操作するときです。ノブ、フェーダー、ボタンをマッピングすれば、ほぼすべてのパラメーターをコントロールできます。
Analogik Bundle
BeatSeeker
Future Beat
Iota
OSCiLLOT
MidiVolve
Orchestral Ensemble Essentials
Japanese Taiko Percussion
Tricky Traps
Packを追加することで、インストゥルメント、エフェクト、ループ、サンプルといったコレクションを新たにLive上で使うことができます。各Packは著名なサウンドデザイナーが特定のテーマに沿って制作したものです。収められた音源はライセンスフリーなので、自分の制作プロジェクトですぐに使うことができます。
素晴らしい作品を生み出す世界中のLiveユーザーたちがコミュニティで知識や情報を共有しています。最近の例の一部を以下にまとめています。