タグSpectral Timeの最新エントリhttps://www.ableton.com/ja/blog/tags/ableton-features/spectral-time/タグSpectral Timeの最新エントリjaFri, 26 Aug 2022 13:45:36 +0000フリーズ、ディレイ、脱構築 – Spectral Timeを活用したサウンドデザインhttps://www.ableton.com/ja/blog/freeze-delay-and-deconstruct-sound-design-with-spectral-time/Fri, 26 Aug 2022 13:45:36 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/freeze-delay-and-deconstruct-sound-design-with-spectral-time/チュートリアルビデオ周波数スペクトルの音:Live 11のSpectral ResonatorとSpectral Timehttps://www.ableton.com/ja/blog/spectral-sound-a-look-at-live-11s-new-spectral-devices/Ableton Live 11で導入された2種類のデバイス、Spectral ResonatorとSpectral Time。 どちらも音をパーシャル(倍音を構成する部分音)に分解して処理するオーディオエフェクトで、メロディックな音、みずみずしい音、不気味な音、未来的な音、つんのめるような音、不協和な音、グリッチな音、金属的な音など、さまざまな音色を生み出します。 それぞれのデバイスから得られる音は明確に違うものでありながら、どちらも基盤としているのは、高速フーリエ変換(FFT)という技術です。 フーリエ変換が世に出回るようになって久しいですが、AbletonがLiveに取り入れるのは今回が初めて。 そこでこの特集記事では、Natalye Childressがプロダクトオーナーと開発者に話を聞いて、このデバイスの背景にある歴史や着想となったアイデアをはじめ、音楽制作でうまく活用するためのアドバイスやテクニックを紹介していきます。 音声信号を分解する フーリエ変換とは、工学、画像処理、光学などに応用される数学アルゴリズムのことです。 音楽の世界では音声処理で用いられ、音声信号を分解してさまざまなパーツ、つまり周波数に分解します。 この名前は、1822年、のちにフーリエ級数として知られるようになる基礎を築いたフランスの数学者Joseph Fourier(ジョセフ・フーリエ)に由来しています。 Live 11に加わるSpectral ResonatorとSpectral TImeの基盤である高速フーリエ変換(FFT)は、デジタル処理が強力になった90年代に音声へ適用するために普及しました。 FFTは離散フーリエ変換(DFT)と同義で使用されることが多く、どちらも基本的には同じものです。 違いは、FFTはリアルタイムで使用できるほど高速な演算を利用していること。 プロダクトオーナーのChristian Kleineは次のように語っています。「長い間、フーリエ変換とその関連技術では、断続的に処理しなければならないことが問題でした。 リアルタイムで使用することはできません。 音声信号を送って、処理して、待って、ディスクなどに書き出さないといけなかったんです。 リアルタイム処理が可能になったのは、コンピュータの演算能力が向上したからです」 Live 11のオーディオエフェクトSpectral Resonatorをボーカルに適用。 Live 11でSpectral ResonatorやSpectral Timeを使用すると、入力音がFFTによって周波数スペクトル情報に変換され、その情報にエフェクトとして変更が加わり、逆高速フーリエ変換(IFFT)で音声に変換しなおされます。 Christianは次のように話します。「音というものは複数の正弦波からできています。そして、その正弦波のひとつひとつで、振幅や周波数、そして位相が異なります。 この3つの要素があれば、基本的にどんな音でも作ることができます。 つまり、音を複数の正弦波に分解するだけでなく、逆に、複数の正弦波を元に戻して、その過程で音の状態に劇的な変化を及ぼすこともできるんです」 この技術の背景にある数学について詳しく知りたい場合は(とくに視覚的に理解したい場合は)、Abletonの学習チームを担当するJack Schaedlerのウェブサイト(英語)がおすすめです。 研究所から一般化するまで 「フーリエ変換が登場したのは、主に学術的な発見によるものでした。この手のものは、だいたいそうですね」とChristianが話すとおり、当初、フーリエ変換を利用できるのは大学の研究室に携わっている人に限られていましたが、 家庭用コンピュータがより手頃な価格で一般化すると、フーリエ変換を利用する障壁は少なくなりました。 とはいえ、この手の技術は引き続き学術の世界に根付いたままでした。唯一の例外は、フーリエ変換に魅了された多くの前衛音楽家やモダニズムの音楽家です。 たとえば、フランスに拠点を置くオーディオビジュアル研究所/音楽研究グループであるINA GRMが関係している現代の前衛作曲家の多くは、自身の音楽でフーリエ変換を用い始めました。 Abletonでは、Spectral ResonatorやSpectral Timeの開発にあたり、外部からの圧力や特別な動きがあったわけではありません。あったのは新しい次元の音をLiveに加えたいという思いです。 両デバイスを、味に新しい側面を加えるスパイスや食材に例えながら、Christianは次のように話しています。 「Abletonがキッチンで、デバイスが異なる調理方法であるとしたら、Spectral ResonatorやSpectral…Thu, 26 Nov 2020 08:51:54 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/spectral-sound-a-look-at-live-11s-new-spectral-devices/ニュースチュートリアル