タグAmbientの最新エントリhttps://www.ableton.com/ja/blog/tags/genres/ambient/タグAmbientの最新エントリjaWed, 15 Nov 2023 15:12:03 +0000Hinako Omori:静けさを見つけるhttps://www.ableton.com/ja/blog/hinako-omori-finding-stillness/Wed, 15 Nov 2023 15:12:03 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/hinako-omori-finding-stillness/アーティスト現実をユニークに扱う:Special Guest DJ、Perila、Ben Bondyのサイケデリックな未来の音楽への旅https://www.ableton.com/ja/blog/processed-realities-exploring-the-psychedelic-future-music-of-special-guest-dj-perila-and-ben-bondy/Wed, 09 Aug 2023 12:57:21 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/processed-realities-exploring-the-psychedelic-future-music-of-special-guest-dj-perila-and-ben-bondy/アーティストCelia Hollander:音による時間の彫刻https://www.ableton.com/ja/blog/ropes-fields-and-waves-celia-hollander-sculpts-time-with-sound/Thu, 24 Nov 2022 11:38:23 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/ropes-fields-and-waves-celia-hollander-sculpts-time-with-sound/アーティストDrone Lab:曲のムードを左右するドローンをLive 11で作るhttps://www.ableton.com/ja/blog/drone-lab-creating-sustained-sounds-in-live-11/Thu, 02 Dec 2021 13:56:58 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/drone-lab-creating-sustained-sounds-in-live-11/アーティストニュースチュートリアルKMRUのドキュメンタリー:環境が音楽に与える影響https://www.ableton.com/ja/blog/kmru-spaces/KMRUがアフリカとヨーロッパで収録した無料音源つき。環境音をグラニュラーシンセで処理するナイロビ出身アーティストが、意識の変容をもたらした周囲の変化について語る。Thu, 04 Nov 2021 13:37:48 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/kmru-spaces/アーティストダウンロードビデオLuke Sanger:職人のアンビエント制作ツールhttps://www.ableton.com/ja/blog/luke-sanger-a-workmans-tools/制作方法がわかる無料ファイルつき!ハードウェアとDAWを多彩な手法で操るプロデューサーが『Languid Gongue』をはじめとする制作の舞台裏を語る。Fri, 12 Nov 2021 15:48:23 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/luke-sanger-a-workmans-tools/アーティストダウンロードNami Sato:直感とコンセプトの表現https://www.ableton.com/ja/blog/nami-sato/Wed, 12 May 2021 14:29:46 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/nami-sato/アーティストLiveセットを拝見:Merrin Karras “Still Life”https://www.ableton.com/ja/blog/download-the-live-set-of-merrin-karras-new-track-still-life/Mon, 19 Apr 2021 11:24:16 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/download-the-live-set-of-merrin-karras-new-track-still-life/アーティストダウンロードチュートリアルJon Hassell:Possible Musicshttps://www.ableton.com/ja/blog/jon-hassell-possible-musics/Fri, 20 Jul 2018 10:17:37 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/jon-hassell-possible-musics/アーティストCaterina Barbieri:ミニマリズム × モジュラー × Livehttps://www.ableton.com/ja/blog/caterina-barbieri-minimalism-modular-and-live/Caterina Barbieriは、Loop 2017の注目参加者のひとりでした。彼女のアルバム『Patterns of Consciousness』は批評家たちから高評価を得ており、またAbletonオフィスでも人気を博しています。そこでAbletonは彼女にインタビューする機会に飛びつき、イベントでライブ・パフォーマンスを披露してもらいました。 ベルリンを拠点に活動するイタリア人アーティストである彼女は、自身の音楽を「恍惚感のあるコンピューター処理」と説明しています。それゆえ、彼女のパフォーマンス・セットアップにハードウェアとソフトウェアの両方が使用されているのも驚きではありません。彼女によれば、「現行のライブ・リグはモジュラー・セットアップで、Abletonでさらにプロセッシングを行い、特にマルチレイヤーのディレイ・ラインを使用します。AbletonのPing Pong DelayとReverbは長年愛用しています!最近は、セットアップにMake Noiseモジュールをいくつか加えています。これで音を吟味する可能性が大幅に広がりました。Ableton Liveは機能が充実しており、ありとあらゆる方向に導いてくれるので、まだまだ研究中です。ただ、デジタル・シンセの使用度も上がってきています。SuperColliderを多用していて、たとえば新しい素材を別のチューニングで生成する面白い方法を探ったりもしています」 下のビデオでは、ミニマリズム、減算合成、インド伝統音楽への関連性についてなど、Caterina BarbieriがAbletonのDennis DeSantisに詳しく語る様子をご覧いただけます。ディスカッション後、Barbieriはステージに登壇し、Loop来場者の多くにとってハイライトとなった魅力的なパフォーマンスを披露しました。 * 本ビデオのディスカッション部分は英語となっております。ご了承ください。 ロサンゼルスにて11月9〜11日に開催の次回Loopにご参加ください。 Caterina Barbieriのインタビュー全編はSound on Soundでお読みいただけます。 Caterina Barbieriの作品はBandcampおよびSoundcloudでお聴きいただけます。Caterina Barbieriについて詳しくは、彼女のウェブサイトおよびFacebookをご覧ください。Wed, 06 Jun 2018 10:42:25 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/caterina-barbieri-minimalism-modular-and-live/アーティストLoopビデオRAMZi: 彼女が音楽でデザインする世界https://www.ableton.com/ja/blog/ramzi-in-a-world-of-her-own-design/優れた電子音楽がそうであるように、Phoebé Guillemotのクリエイションは聴く者をどこか遠いところへと誘ってくれます。似たような楽曲を作るプロデューサーがひしめき合うジャンルもたくさんある中で、GuillemotのRAMZi名義の作品はまさに類を見ないものです。熱帯雨林サウンド、不均衡なパーカッション、狂乱のシンセとオートチューンのかかったヴォーカル、と言葉にしてみてもなかなか伝わらないか、逆に敬遠されてしまうかもしれませんが、RAMZiの音楽はどれほど風変わりか伝えるのが難しいくらいユニークなのです。遠い異国の音楽を曖昧に示唆したり、多文化のサウンドを文脈を無視して使用したりするアーティストがいる中で、Guillemotは完全に自分だけの世界を作り上げています。Wed, 05 Apr 2017 10:43:20 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/ramzi-in-a-world-of-her-own-design/アーティストVisible Cloaks: シンセシスとシステムhttps://www.ableton.com/ja/blog/visible-cloaks-synthesis-and-systems/Tue, 09 May 2017 09:58:08 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/visible-cloaks-synthesis-and-systems/アーティスト外の音:フィールドレコーディングの流儀https://www.ableton.com/ja/blog/art-of-field-recording/昨年11月にベルリンで開催されたイベント、Loopにおける基本的なテーマの一つは、プロデューサーたちが周囲の環境にある音をどのように取り入れているかを検証することでした ー Holly Herndonのインターネットにインスパイアされたデジタル・ユートピアや、Matthew Herbertが提示した音楽的マニフェストにまつわる議論、AGFによるフィールド・レコーディングのワークショップなどです。 広義に解釈すれば、「フィールド・レコーディング」はスタジオという制御された範囲外の音を捉えるプロセスのことを指します。しかしこの定義内には、様々なプロセスの違い、理論的アプローチ、及び結果が含まれています。Pierre Schaefferが牽引した1940年代のミュジーク・コンクレート運動から、”エキゾチック”の表出としての民族音楽学的録音物、環境音の記録、そして自然のサウンドスケープを音楽として扱うものまで ーこの用語には幅広い見地が含まれ、またそれが度々議論となってきました。これらの要素に共通するのは、私たちには色んな方法でこの世界を聴いているということと、それには数々の美学、政治的・社会的考察が関わっているということです。 今日、フィールド・レコーディングの人気が高まっているのは、オーディエンス側はより多様なリスニング体験を求め、アーティストたちも作曲のツールとしてその音源を環境に求めているからでしょう。手頃な音楽テクノロジーにより、録音プロセスはより手軽に、そしてその音を無限に操作することが可能になったからこそ ー これほど幅広いエレクトロニック及びポップ・ミュージックでこのアプローチが取り入れられるようになったと理解出来ます。プロセス及び実践として、フィールド・レコーディングは自然史、エコ・アクティヴィズム、ズーミュージコロジー(最近発表された興味深い本とCDで紹介されている、人間以外の動物によって作られる音楽についての学問)などの領域を網羅します。この記事では、これらの中のいくつかの要素に触れ、さらにこの分野を先導するアーティストであるChris Watson とYannick Daubyに話を聞きました。 Loopにて、フィールドに出ること AGFによるLoop 2015でのフィールド・レコーディングのワークショップ 高く評価されてるプロデューサーであり、分野横断的なアーティストであるAGF (Antye Greie-Ripatti) は、Loopでのワークショップにおいてこれらの多くのテーマに触れてくれました。彼女自身のミュージシャンとしての実感に基づき、あらかじめ録音されたサンプルに対する興味が薄れてきたことに伴い、周囲の環境の音を捉えることがいかに彼女のクリエイティブ・プロセスにおいて不可欠になったかを紹介してくれました。彼女の自然環境に対する愛情とテクノロジーに対する情熱を統合するため、AGFはパートナー(同じくエレクトロニック・パイオニアであるVladislav Delay)と共にフィンランドのハイルオト島に移住し、彼女はそこで自然の中にある音とよりダイレクトに関わるようになりました。現在彼女は、シンセやサンプラーを人里離れた場所に運び、そこで環境を重要な制作原動力としてレコーディングや作曲を行っています。Loopの彼女のワークショップでは、参加者はベルリン市内を歩き回って音を集め、それらをスタジオに持ち帰って作曲の構成要素として使用するよう指示されました。 AGFの作品に対するアプローチと、彼女が指導したワークショップのやり方は、フィールド・レコーディングの分野に分けられますが、録音された音を操作した上で、録音がなされた環境外からの楽器やプロセスを加えるというものでした。この分野の実践者たちの一部はこれまで、より記録としての性質が高い ー 「本物の」経験をなるべくそのまま捉える、あるいはオーストラリアのサウンド・アーティストLawrence Englishの音葉を借りれば「客観性を伝えることが可能なメカニズム」というアプローチを取ってきました。そしてこのことは、この分野での考え方を二分する中心的な論点とされてきました。 今日、鍵となるリリースやシーンにおいて活動的なアーティストたちがこの両方の考え方 ー 環境録音の、ドキュメンタリー的側面と芸術的試み ー と関わっていることは明らかであり、両者の境界線が薄れつつあることも事実です。 Bernie Krause、Hildegard Westerkamp、Chris Watsonといった録音者たちは皆、アヴァンギャルドとの繋がりがある一方で、彼らの一連の作品は環境的なサウンドスケープや生態学的なドキュメンタリーと並行する部分もあります。AGFも強調していたように、Cabaret VoltaireやHafler Trioといったエレクトロニック・ミュージックの実験的バンドの元メンバーであるChris Watsonは、芸術表現としてのフィールド・レコーディングにおいて主導者の一人と言えるでしょう。 記録 vs. 作曲 Chris Watsonの作品には映画やテレビ向けの自然史ドキュメンタリーが含まれており、アーティストとしての彼は、初期のドキュメンタリー作品から、より編集・加工された映画的な物語へと発展していきました ー そして例えば溶解する氷河の中や深海といった、実際に耳を当てて聴くことは不可能な生息環境やロケーションの音などを捉えています。 Watsonの説明によれば: 「(私のアプローチの)方向性は、少し拡大し変化しました。初期の作品を、純粋な記録物だと考えていたいたわけではありません。それらはそのままで成立し、それ以上の改良の余地はないと考えていたのです。あるい意味、音を記録するという工程を通して得たものを、そのままで完璧な”作曲”だと捉えていました。その後、録音のテクニックを変えたことをきっかけに、それまで聴こえていなかった、あるいは価値を置いていなかった個別の部分に耳が行くようになり、それらが人間による作曲テクニックとは一線を画すものであることに気づきました。それからはこうした部分を扱うことに興味を持つようになり、『Outside the Circle of...Wed, 15 Jun 2016 14:42:21 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/art-of-field-recording/アーティストKaitlyn Aurelia Smith:サウンドの壁を刻むhttps://www.ableton.com/ja/blog/kaitlyn-aurelia-smith/Kaitlyn Aurelia Smithは、カンバスから弾け出る色のようなサウンドのコラージュを作成しています。彼女のシネマティックな音楽のインスピレーションは、テリー・ライリーなどのミニマリスト・コンポーザーから、メビウスや宮崎駿といったビジュアル・アーティストまで多岐にわたります。ネオクラシカルやアンビエントとも評されるサウンドには、Smithのサウンドに独特の明確なテクスチャとパレットがあります。 Smithはバークリーで学んだミュージシャンで、モジュラー・シンセシスとの出会いはほぼ偶然で、「たまたま、1970年代に購入したBuchlaシンセをたくさん所有していた」隣人を通じてのものでした。作曲の知識と、次々とリリースを重ねることのできるサウンド・デザインへの生まれつきの才能を組み合わせることは、構成やジャンルよりも音のテクスチャにより定義されるように思えます。 オースティンのWestern Vinylからの一連のリリースは、 2016年4月1日に同レーベルから発表された最新作EARSにつながっています。現在アルバムのプロモーションでBattlesと共にツアー中のSmithは、今夏はAnimal Collectiveのツアーをサポートする予定です。 Abletonはロサンゼルスにある彼女のスタジオでKaitlyn Aurelia Smithにインタビューを敢行。シンセ、作曲、クリエイティブ・プロセスについて話を聞きました。 サウンド・パレットのトーンの組み立てはどのように? できるだけたくさんの異なるトーン/音色を混ぜ合わせるようにしていて、テクスチャについて熟考するのが好きです。いろんな感覚をミックスさせるのが好きみたいです。サウンドに触ることができるとしたらどんな感触だろう、あるいはその逆で、たとえばテニスラケットのような触感はどのようなサウンドになるのだろう、などと考えるのが好きです。 『EARS』のインスピレーションの一部はメビウスや宮崎(駿)のビジュアル作品から来ていると読んだのですが、ビジュアルの影響がサウンド作成に反映される工程について詳しくご説明いただけますか? これらのビジュアル作品は、私がサウンドを用いて作成したかった環境にインスピレーションを与えました。これらのイメージを見たときに私が感じた色調、色彩、感覚です。未来的なジャングルを作りたいと思ったのです。 こういった壮大なジャングルを作曲する際、作品が完成したと分かるのはどのように? 『EARS』では、私の声とベースラインが加わったときに分かりました。これら2つの要素は、『EARS』の作品の基礎となるソースです。いつもどうやって作品が完成したことを判断しているのかと考えてみたのですが、直感なんだと思います。あとは、作業を中断して聞いてみようと思うとき、これ以上何か加えたいと思わなくなったときです。 これは話をしているときに似ています。自分が話している文の終わりがどこに来るかなど、話している最中にはあまり考えません。もっと直感的なもの、単にコミュニケーションを行っているだけです。同時に、言葉を学んだり、最良の形で自分の意見を述べる方法を学ぶのにかなりの時間をかけていても、いざというときにはそういったことについては考えていません。 クリエイティビティという意味では、巨大な石を彫刻しながらその石のあるべき姿を明らかにするという創作プロセスを取るミケランジェロに共感するところがあります。それと全く逆の方法を採ることもありますが、私は削り出すことよりもサウンドの壁を作ることの方によりクリエイティビティを感じます。 反復部分を興味深いものにする方法とは? リスナーのことを常に意識して、「いつ退屈に感じるか?」を自問するようにしています。リスナーを疲れさせるのは嫌ですから。これが、完全モジュラーのパフォーマンスを避けている理由のひとつです。エレクトロニック・ミュージックでは反復を多用しがちですから。クロックがクオンタイズされていると、モジュラーから人間的な要素を得るのが難しい場合もあります。これは非常に興味をそそります。 それでは、マシンを使用する際にどうやって人間的な要素を得ていますか? 楽器のように演奏すること、そして予測不能なフィルターでの動きによってです。また、何度も音の再配置を行い、反復がある場合は新しい要素を加えたりタイミングを変更したりして3回以上同じにならないようにしています。 3回というのは重要ですか? 学校でポール・サイモンの作曲クラスを取ったのですが、脳に同じものを3回聞かせるのは避けるべきだ、3回目に脳はイライラを感じるからと彼は話していました。それを心に留めています。この決まりにいつも従うわけではありませんが、フィルター、音色、ノート、リズムなどを少しだけ替えて変化させるようにしています。聴く者を旅に連れ出したいですからね。 聴かせていただいた作品では、リズムがボーカルの断片、トーン、テクスチャの反復から生まれているように思えました。これらのサウンドはどこから? それぞれ異なりますが、『EARS』は全て声、アナログ・モジュラー・シンセ、このために自分で作曲した弦楽五重奏、ムビラ、フィールド録音から作られていて、グラニュラー・シンセシスを基盤として使用しています。 あなたの作業空間は非常にクリーンで整頓されていますね。作業空間と音楽の関連性についてお話しいただけますか? 私の作業空間はよく変わります。モノを動かしたり場所を移動したりするとクリエイティビティが沸くんです。今はリビングの一画が仕事場で、山々が正面に見えます。 窓に面した場所や、景色のいい場所を作業場にすることが多いです。 セットアップが変わると違った音楽が生まれると思いますか? 目新しさが加わります。あらゆるものに触れるので、ルーチンが変化し、空間に生気が加わります。それに、模様替えは一番の掃除になります。周囲が雑然としていると、クリエイティブな気分になることが非常に難しくなるんです。(モジュラーを指さして)これが大変なので。 この清潔感とモジュラーとの間に相関関係はあるのでしょうか?モジュラーがいわば「クレイジーさを放出させてくれる」といった感じなのでしょうか? ええ。コントロールに非常に意欲をかき立てられるんです。管理するのが好きというか。モジュラー・シンセシスはある意味牛追いのような気分になります。なんとかコントロールできそうというか。乗馬のような感じもしますね、暴れ馬を手名付けているようなものでもあるので。特にチューニングやフェージングでは。モジュラーではクレイジーなノイズのようなサウンドを簡単に作成できます。モジュラーはそういう音が好きだと思うんです。そういう音をやりたいんじゃないかと。 Buchla Music Easel で作品のパフォーマンスし(てそのビデオを作成し)ていると読みましたが、あなたが感じるMusic Easelの魅力とは? パフォーマンス・インストゥルメントとしてデザインされていて、ある程度アコースティック楽器として学ぶことができます。インプロヴァイズも反応も非常に直感的で、アコースティック楽器のように感じられます。 出会ったきっかけは? モジュラー・シンセには、作曲に関して一番大きな影響を受けたテリー・ライリーについて話していた隣人を通じて出会いました。その隣人は1970年代に購入したBuchlaシンセをたくさん所有していて、それらを1年ほど貸してくれたんです。当時はBuchlaのことは何も知らなくて、モジュラー・シンセについても全く知識がありませんでした。でもそこから理解していきました。 当時から音楽のバックグラウンドはあったんですよね? ええ。サウンド・エンジニアリングもです。作曲、サウンド・エンジニアリング、映画音楽作曲を学びました。でも、シンセシスについては他とは異なる方法で学びました。モジュラーを学んでから、ソフトウェア・シンセを触るようになったので。 シンセシスを学ぶには、フィジカルな相互作用を絡めて学ぶ方が良いと思いますか? バークリーでの体験はまさにそれでしたし、これがあの学校が好きだった理由のひとつです。スタジオの機材は全てアナログでした。デジタル・コンソールもありましたが、とにかく全てを学びました。オーケストラ用の作曲なら、作品を作曲し、指揮を執り…すべてをやるんです。私にとっては、実践的な学習の方が絶対にいいです。個人的には、脳の記憶よりも筋肉の記憶の方があてになることもあります。フィルターを開いて聞くという動作をするとき、画面を見ながらマウスを使うよりも良い状態で頭の中に残る気がするんです。 コンピューターを使用する際とモジュラーを使用する際では異なる判断を下していると思いますか? 必ずしもそうとは言えませんが、コンピューターを介してシンセを操作することはほとんどありません。ソフトウェア・シンセを使用するときは、ハードウェアにマップしたり、Abletonセッションをブレーンとしてセットアップしておき、それと一緒にハードウェアを使用しています。Buchla MIDIコントローラーも持っていて、よく使っています。Buchlaとユーロラック機材の両方と通信できるようになっています。MIDIをBuchla(LEM218 MIDIコントローラー)から出力してソフトウェア・シンセをトリガーすることもあります。...Fri, 06 May 2016 12:49:04 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/kaitlyn-aurelia-smith/アーティストMatthewdavid:新しいニュー・エイジhttps://www.ableton.com/ja/blog/matthewdavid-new-new-age/ロサンゼルスは、定義の不可能な街と言われます。共同体的創作力における時代を超えた存在感、居住者と近隣エリアの多様性、さらにそのサイズと広がり。これらすべてが、活動家や団体による互いに緩くつながるパラレル・ワールドというイメージを生んでいます。LAのアンダーグラウンド・ミュージック・シーンにおいて、Matthewdavidと彼のレーベルLeaving Recordsは、シーン間のつながりの交点のひとつを象徴しており、Stones’ ThrowやBrainfeederのビートメイカー仲間、地元および国際的なアーティストによるアヴァン・ポップ、フットワーク、ビート構築、分類不可能な実験によるアルバムをリリースしています。 近年、MatthewdavidとLeavingの取り組みはニュー・エイジ・ミュージックの再生を中心に展開しています。ゆったりとしたスタイルで、ビートがないことが多く、シンセサイザーが多用されたスタイルのこの音楽は、ブライアン・イーノやクラウス・シュルツェ一派によるヨーロッパのエレクトロニック・アンビエント・ミュージックが、リラクゼーション、ヒーリング、瞑想、宇宙、知性と精神の旅をサウンドを用いて促進したいと考えるミュージシャンにより取り込まれたものです。いくらか驚きなのは、ニュー・エイジが1980年代中旬に商業的全盛期を迎えたことでしょう。ポピュラー音楽の末端に追いやられるようになるまで、ヴァンゲリス、喜多郎、ヤニ―、ジョージ・ウィンストン、マイケル・ヘッジスといったアーティストのアルバムがチャートにランクインしていました。 ニュー・エイジの旺盛の痕跡は現代のエレクトロニック・ミュージックにもさまざまな形で見受けられるものの、Matthewdavidと彼と志を同じくする数名のプロデューサーは、ジャンルのサウンドと本質を新たに真摯に見直す動きの先頭に立っています。AbletonはMatthewdavidにインタビューを敢行。彼の新アルバム『Trust The Guide and Glide』メイキング、新しいニュー・エイジ・サウンドとロサンゼルスとその外に広がる世界の関係について話を聞きました。 アルバムに収録されているゆったりと瞑想的なシンセを多用した作品の数々は、Brainfeederでのこれまでのリリースにあるビートやボーカルからはかけ離れたものとなっています。このアルバムはこれまでの作品から距離を置くものなのでしょうか、それとも単に音楽的興味としてもともとあった別のものにフォーカスを置いたものでしょうか? 後者寄りです。どちらかというと、私の魂の中にあるルーツであり、創造的表現が生まれる中心とのつながりが重要になっています。題材は、サウンドを通じた瞑想を探求し、見出すのにかかった時間に大きく関わっています。テクスチャやトーンをさまざまに加工したり、ドローンを使用して高調波共振を活性化させたりしています。この音楽はさりげなさの表現を熱心に求めた結果と考えています。ビートとボーカルは、よりインテレクチュアルというか、自意識過剰で、へそ曲がりなポップ・ソングに特有の個性のように思えます。私もまたビートに回帰しつつありますが、新しい視点からアプローチしています。 ニュー・エイジ・ミュージックへの興味はどこから?若い頃、実際に聴いたことはありましたか?またこういった音楽はあなたにとってどのような意味を持っているのでしょうか? 80年代後期や90年代初期にはそういった音楽に囲まれていました。家族が喜多郎 のテープや、ストレス・セラピーやリラクゼーション用の環境音楽のテープを持っていたので。ニュー・エイジは今さまざまな事柄を象徴しており、世代によってニュー・エイジの意味するところは異なるかもしれません。Leaving Recordsで私がやろうとしているのはニュー・エイジの革新、つまり現代に向けたニュー・エイジの新機軸と拡大です。 Low End Theoryも超ニュー・エイジです。バーニング・マンがニュー・エイジなのと同じ意味で。 癒やし系の音楽を作り、文脈に当てはめ、骨組みを作っているコミュニティがあります。門戸を開き、コミュニティの活動を公開しています。まず手始めに:M Geddes Gengras は、癒やし効果のあるサウンドを用いて素晴らしい仕事を行っている熟練のエレクトロニック・ミュージシャンで、こういったテリトリーに敢えて飛び込んでいます。また、Carlos Niño は優れたアストラル系コンポーザー/プロデューサー/シャーマンで、LAのミュージック・コミュニティの表舞台と裏方の両方に大きな影響力を持つ人物です。非常にニュー・エイジな存在だと私は思います。Low End Theoryも超ニュー・エイジです。バーニング・マンがニュー・エイジなのと同じ意味で。人々を迎え入れ、導き続けています。 Laraajiにはとても世話になっています。去年知り合ったのですが、彼の哲学を学んでいる学生のような気分です。私について言えば、サウンドによる癒やしを見出したのはそれほど昔のことではありません。これが自分を見つけることにつながりました。こういった発達における初体験を経て、内なる師に身を捧げることとなったのです。DJである友人のZach Cowieからマイケル・スターンズの『Planetary Unfolding』について教えてもらったのはそのような時でした。それ以降その音楽は私の魂に留まり続け、私にとって重要かつ影響力の大きいアルバムとなっています。 Michael Stearnsの『Planetary Unfolding』 – Matthewdavidのインスピレーションでもある あなたのレーベルLeaving Recordsには、Stones Throwと共通するアーティストが何名か存在しています。あのレーベルとの関係性は?Leavingとどういった関係にあるのでしょうか? LeavingとStones Throwは現在のところ仲の良い家族のような存在です。Stones ThrowはLeavingがLAコミュニティと海外の音楽コミュニティにもたらしている内容に興味を持っていました。また、ヒップホップ寄りのリリース(と私の音楽)がStones Throwの耳に止まったというのもきっかけとしてあります。 Leavingは間違いなく私自身の延長線上にありますが、それよりも重要なのは、人類の現在そして未来の漸進的な可能性を描写しているように思える点です。これこそニュー・エイジの全てと言えるのではないでしょうか。調和、相互のつながり/非二元性、偏見のないこと、愛。こういったことが、自分の発見へとつながり、また癒やしへとつながるのだと思います。 Dublab radio で隔週で放送中のあなたのラジオ番組『Mindflight Meditations』は、新アルバムに収録されている類の作品の実験室のようでした。これらの番組のセットアップにはどのようなものをご使用でしょうか?また通常のスタジオ・セットアップとの違いは?また、こういった長めの即興セッション特有の課題や問題などはありましたか? Dublab radioの番組は、家に引きこもってセラピーの練習にのめり込んでいた時期に、長い即興での実験のプラットフォームとなりました。Dublabのプログラムにはいつも解放感のあるトーンとクオリティが感じられたし、皆に温かく迎えてもらい、放送でも心置きなく実験的試みを行うことができました。自宅とスタジオでのプロセスはどちらも、その日の私のムードと感情に大きく左右されます。 少し詳しく説明すると、即興プロセスはLooperとバラエティ豊かな(かつ変化の激しい)ソフトウェアとハードウェアを中心に構成されています。たとえば、Critter &...Wed, 23 Mar 2016 09:24:53 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/matthewdavid-new-new-age/アーティスト