タグDJingの最新エントリhttps://www.ableton.com/ja/blog/tags/techniques/djing/タグDJingの最新エントリjaMon, 11 Dec 2023 11:17:23 +0000Pushパフォーマンス:2023年の厳選動画https://www.ableton.com/ja/blog/push-performances-our-favorites-from-2023/Mon, 11 Dec 2023 11:17:23 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/push-performances-our-favorites-from-2023/アーティストニュースビデオDJ Gigolaの新曲『Unfolding Practice II』のLiveセットをダウンロードhttps://www.ableton.com/ja/blog/download-the-live-set-of-dj-gigolas-new-track-unfolding-practice-ii/Fri, 01 Dec 2023 14:56:27 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/download-the-live-set-of-dj-gigolas-new-track-unfolding-practice-ii/アーティストダウンロードZULI:現代のサンプリング術士https://www.ableton.com/ja/blog/zuli-very-modern-sampler/エレクトロニックミュージックの進化において、サンプリングの重要性は筆舌に尽くせない。 とくにヒップホップやジャングルを構成する音を考えた場合、誰が音楽を作れるのか、そしてどのような技術や機材が必要なのかという既成概念が、サンプリングした素材を音源として処理/探求することによって完全にくつがえされた。 サンプリングの技術が重大な進歩になったのは、とりわけAkaiのMPCやE-MUのSP1200によるものだが、こうしたサンプラーは、DJから派生した新しい形式の音楽に応えるために制作されたものだ。 ヒップホップを築いたプロデューサーたちは、ファンクやソウル、そしてディスコのレコードを組み合わせて独自のコラージュにすることで新しい音楽を生み出すなか、それを加速/拡大させたのが、80年代に次々と押し寄せた新しい専用サンプラーだった。 以来、サンプリングは長い道のりを歩んできたが、変わらない本質的な部分もある。 たとえば、Marley Marlのスタジオで生まれた東海岸ヒップホップのレコードの独特な歯切れの良さや、4Heroの画期的なジャングル作品のざらつきにとって、使用するサンプラーの持つ音色の特性は欠かせないものだった。 機材の機能を意図的に間違った用途で使用して独自性が実現されたケースも多くある。 とくに該当するのがジャングルだ。ジャングルでは、極めて短いサンプリングタイムと高速テンポの追求によって、ダンスミュージック史上もっとも特異なタイムストレッチによるテクスチャーが誕生した。 とはいえ、往年の制作手法やそれに付随する音に対して回顧主義が続くと、現代の音楽ツールに秘められた可能性を見落としてしまいがちになる。 ただし、過去にとらわれないプロデューサーもいる。カイロを拠点にZuliとして活動するAhmed El Ghazolyだ。まばゆい未来を感じさせるZuliの音楽は、その証明となっている。 2018年のデビューアルバム『Terminal』に収録された豊かな音色のビートをはじめ、UIQやHaunterといったレーベルのほか、最近Boomkat Editionsからリリースされた魅力的なEPを聞いてみてほしい。その音を聞いて、シンセサイザーのプラグインの巧みな利用や、複数のデバイスの精巧な組み合わせが制作の中心なのだろうと想像する人がいると思う。 しかし実際には、サンプリングの思考が中心となって制作が行われている。 All Caps (UIQ0012) by ZULI 2021年のEP『All Caps』に収録されたこちらの曲では、Zuliがドラムンベースの有名なドラムブレイクを新しく鮮烈なフレーズに変身させている。 ネタ選び 「何かを達成しようとするとき、その手順をひたすら意識していることはほとんどない」とカイロにいるEl Ghazolyは説明する。 「自分の作業で普段やろうとしているのは、音作りのための時間と作曲のための時間を分けること。そうすれば、作曲しているときに、音が必要になっても気が散らずに済む」 今回のインタビューで焦点をあてたのは、サンプリングした素材を即興的に使い、それをWAVファイルとして録音してカットアップ/リサンプリングするEl Ghazolyの音作りに対するアプローチだった。 El Ghazolyが手にかけるサンプリングネタにルールはない。ただし、ワンショットや専用のサンプルを使うよりも曲全体をサンプリングすることが好まれているようだ。 ZULI Presents: Habibi Loops Vol 1 by ZULI エジプトスタイルのビートテープ。Zuliがカイロで聞いて育ったファンクやジャズをループにしてマッシュアップ。 「キックに聞こえる打音をひとつ欲しいだけでも、曲全体を使って、その部分だけに絞るか、EQにかけたほうがいい。 そのほうがより豊かな音になるんだ」 伝統的なアラブ音楽やブルースなど、サンプリングするものがどんなものであれ、その工程でEl Ghazolyはネタ元を認識できない状態にするように注力する。 そのアプローチでとりわけ興味深いのは、作業の主要なツールとして2台のCDJと1台のミキサーという典型的なDJ機材をEl Ghazolyが好んでいることだろう。 「CDJとミキサーをサンプラーみたいに使ってるよ」とEl Ghazolyは説明する。 「オールドスクールなサンプリングを今風にしたものかもね。 曲から音をサンプリングしているけど、ターンテーブルを使う代わりにCDJを使っていて、そっちのほうが高度で多くの選択肢がある」…Thu, 15 Apr 2021 14:11:34 +0000https://www.ableton.com/ja/blog/zuli-very-modern-sampler/アーティスト